#83 楽しむこと
”ご飯でも食べに行かない?”
深夜1時を回り、
早朝から大会が開催されるため、準備をしていた帰りに誘われた。
各エイドを作るために物資を運んだり、コーステープの確認のために山道を歩き回っていた。他のメンバーは早朝から色々な作業に奔走していた。
私は仕事のために夜からの参加となったため飲まず食わずでの参加だったので、お腹がすきましたねぇ〜と言っていたので誘われた。
2人で牛丼屋で注文し待つ間、、特に会話は無い。。
この1〜2週間、準備のためにほぼ毎日のように何らかの連絡を取り頻繁に会っていたからか、、ただ単に眠かったからか、、緊張していたからか。。
自身の仕事のイベントは何度か開催したことはあるが、趣味でのイベントは初めてのこと。。色々な不安や緊張、ワクワクが込み上げても来た。それはとなりで食べているトレラン先輩も同じことだろう、、いや、100倍くらい感じているか。。。
A.M5:30会場に到着。
前日の準備のおかげでスタッフ、選手を迎える準備は万端の状態。
初めての光景に気分が高揚する。この日のために打ち合わせは何度も行われた。
私はコースの半分の位置にある、唯一のエイドステーションを任されていた。
距離は長くは無いが、獲得標高はそこそこあるコース。エイド過ぎてからの後半はなかなかの急登が待っている。そこで、十分な水分補給と、選手の状態のチェックが重要だ。トレランに慣れていない方も参加されるので安全に楽しんでもらいたい。
開会式が近づき自分の持ち場に移動した。
トレイルランニングの大会のスタッフとしての参加はこれが2度目。
今年の初めにコース誘導員として参加させてもらったNYTK以来だ。
開会式の模様などがLINEに届く。そしてスタート!
選手自体の人数はそこまで多くは無いので、エイドが混み合うほどでは無い。
山へのインパクト、一般登山客とのトラブルなど考えるとこのくらいのほうがスムーズで隅々まで目が届きやすいと感じた。当初はセルフで給水をしてもらおうと考えていたが、混み合うことも無いのでエイドに寄ってくれた方全員と会話することができた。
「キツいコースだねぇ〜」「またここから登り?」
とトレラン経験者の方から言われると、
『この先はもう少しキツいと思います。ここからが真骨頂!楽しんで!!』
おそらく、トレラン大会初参加であろう方々からは、
「こんな大会を開催してくれてありがとう。」
「次はいつやるの?」「この山にこんなコースがあるんですね!」
と、、嬉しい限りでした。
1人、1人と顔を合わせ、会話をして、選手の状態を気にする。
中盤の選手などは、少しでも速く走りたい自分との戦いだ。。
給水も手早く確実に、声かけも次のポイントまでを教えてあげる。
後方の選手になればなるほど、気温も上がり結構な暑さだ。。
水も経験値が少なければ、持ってくる量などわからないかもしれない。
顔色をみながら声をかけ多めの給水を勧めた。
もちろんそれは大会運営を安全に進めるための大事なことだが、こちらのパワーにもなる!これは以前に参加させてもらった時にも感じたが、今回はエイドだからか前回以上に感じる。みんなパワーがある!笑顔がある!楽しんでいる!
レースのトップは私が考えていた以上のスピードでビックリした。
顔なんか確認するのがやっとなくらいのスピードで駆け抜けていった。
前日も他のレースに参加した方。辛そうにしながらも、地元開催の大会をなんとか完走したいと駆け抜けた。
ここのコースを知り尽くした、地元では知らない人はいないというランナーの方も、やはりいいコースですね!と笑顔で通り過ぎる!
速い人は単純に凄い!しか言えない。私のようなファンランナーからすると、本当に一般ランナーか?スポーツ選手じゃないのか?と疑いたくなるほど。
ハイキングにでも使えそうな大きめのザックから、
必携品であるコップをだし美味しそうに水を飲んで元気に登って行った方。
仲間内で参加されて、ワイワイしながら通り過ぎて行った方。
こんなにキツいとは思わなかった、、明日仕事行けるかな?
と笑いながら急登に向かって行った方。
70歳を越えても走るのが大好きで軽快に走りすぎて行った方などなど、、
速いランナーもそうでないランナーもみんな同じ大会に参加している大切な選手。
パワーもらえます!
参加された選手みんなめちゃくちゃいい顔してた!
私の見る限り。。睡眠を削って準備した甲斐がある!
みなさん楽しんでもらえたかな?
トレイルランニングはトップから、
最終ランナー、スタッフまでも楽しめるスポーツだと思う!
私は楽しんだ!
また次回も参加したい!
もちろん山への感謝を忘れずに。。
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