ここから。。
長い道のりが続いた。。
地図上では次のエイドまで、たかだか6〜7kmほどか。。
関門時間は15時。。
WS出たのは14時くらいだったか、、
走れば間に合う。。
が、どうにも足が、、
爪が、、わき腹が、、
足も大腿四頭筋が張っているくらいで、まだ動けそう。。
上半身もわき腹以外は問題ない。。
道もトレイルではなくアスファルトの農道。。
食欲もある。。
行きたい。。
あの人くらいは抜きたい。。
いや、追いつきたい。。
走りだす…
イタイ。。
フォアフットに着くと激痛だ。。
こりゃあかん。。
かかと着地ならいけるか?
着地の瞬間指先が靴内部でアッパーにあたって悶絶する。。
なんだこれは。。。
経験不足か。。?
この靴である程度ロング練習したのだが。。
自分の前後にはトボトボ歩いている方がチラホラ見え始める。
横をゆっくりとしたペースの人が追い越していく。。
この人には着いていくぞ。。。
イタイ。。
イタイ。。。。
イタイ。。。。。。。。
完走したいんだ。。
歩きに来たのではない、走りに来たのだ。。
周りには蒜山を始めとする綺麗な景色が広がっている。
暑くなるだろうと予想された天候とは反して、
心地よい風が吹き、静かな農村の午後にトラクターの音が
なんとも言えない時間をもたらしてくれる。。
おそらく、私のレースはここで終わっていたのだろう。。
悔しさも、悲しさも、消えていく。。
また来年か。。。
クツヌギテェ。。
農道終わりに立つスタッフの方が、
”あと3kmで関門ですけど。。
時間的にはちょっと難しいか。。
頑張って!!”
分かっています。。
ありがとうございます。。
そこから続くほぼ平坦なトレイルは
すごく走りやすそうで、走りたかった。。
トレイルを抜け、林道へ、、
前からスタッフの方とみられる方が歩いてくる。。
少し前を行くランナーの方に声をかけていた、
”ここからはほぼ下りで1km!
走れば関門間に合いますよ!!”
私も頭を下げ応援に応える。。
下り。。。
下りの方がイタイんだ。。
いや、登りでも同じか。。
林道を抜ける。。
エイドが見えた。。
時計を見ると、15時。。
ボランティアで参加していた仲間たちが迎えてくれた。。
この関門を時間ギリギリで抜けても、次はトレイルで山の上。。いやいや、それならこの関門で足切りの方がいいのでは?
そんな思いで歩いた、7km…
トレラン先輩に言われていた、
君にとっては関門時間も距離も厳しい大会だとは思う。
しかし、みんなそうやってチャレンジしている。
”自分で足を止めるのはやめよう。。
時間に間に合わないのは仕方がない。”
確かにこの大会で唯一褒めれることは立ち止まらずに動き続けたこと。登りでも、走りはしなくても立ち止まることはなかった。。それは褒めてやりたい。。
が、、何か次の関門で足切りの方がいいよな。。。
って思いながら、歩いてたのが悔しいような、、
情けないような。。
足切りにあったエイドから仲間の車で送ってもらった。。
車でも20分はかかったか?
もっとか?思いの外遠かった。。
遠くに見える山々を見ながら、
この距離をあの山々を超えて来たんですよ!
凄い!!
と、ロングレースを完走している猛者達に言われても。。
と優しい仲間達に連れられて、ゴールに到着。。
会場はロングの上位選手のゴールなんかで盛り上がっていた。
ゴールは赤いカーペットになっていて、
選手がいい顔で入ってくる。。
自分も通りたい。。
DNFの自分からは別世界のように感じる。。
次こそは。。。
SHINJO-HIRUZEN SUPER TRAIL 2017
景色含めすごく楽しく走れた大会でした!
また来年!ゴールするために参加したい!!
ここから、再スタート!!
ポチッとお願いします!
⇩ ⇩ロングレースって大変なんですね。。Σ(´□` ) ハゥ